フェリペ・マッサは、最終戦アブダビGPでのF1復帰を諦めてはいないという。昨日マッサは、マラネロにあるフェラーリのファクトリーに復帰し、技術プログラムとトレーニングを開始した。この後マッサはシミュレーターでの作業を行い、今月後半にはGP2タイヤを履いたF2007でテストするとみられている。
マッサは、ガゼッタ・デロ・スポルト紙に対し、来週のホームレースであるブラジルGPでのF1復帰は「期限が近すぎる」ため不可能だとしているが、最終戦アブダビGPでのレース復帰の可能性を否定してはいない。「アブダビを考えてみるつもりだ。FIAの許可が必要になるだろう。(F2007)のテストにかかっている」「運転の仕方は完璧に覚えている。心配なのは、すぐに良いラップを出せるかではなく、再び運転できるかだ。いずれにせよ、良いクルマが必要だし、良いセットアップが必要だ」ハンガリーGPの事故以来活動をしていないマッサだが、事故をほとんど無傷で切り抜けられて幸運だったと認めた。「ダメージはもっと深刻だった可能性もあるし、今の感じを考えれば間違いない。僕は非常に幸運だった。あらためて何度かテレビで観たし、目を怪我した直後もね。ショッキングだったけど、僕は眠っていたし、何も感じることはできなかった」マッサはまた、2010年にフェルナンド・アロンソがチームメイトになるというフェラーリの決定を歓迎した。「彼は本当に良いドライバーだ。僕たちは良いペアになるだろうし、彼の前でフィニッシュしたいね」