フェリペ・マッサは、開幕戦F1オーストラリアGPでチームオーダーがあったとの噂を否定した。予選でフェルナンド・アロンソの1つ前の4番グリッドを獲得し、レースでもアロンソの前を走っていたフェリペ・マッサだが、2回目のピットストップではフェルナンド・アロンソが先に呼ばれ、順位は入れ替わった。フェリペ・マッサ自身もレース後「フェルナンドに抜かれたときは動揺した。あれがレースでの唯一の問題だったし、そこで2つ順位を失ってしまった」と述べていた。
だが、マレーシアでフェリペ・マッサは、「ペナルティーを受けたけではないし、不利を被ったわけでもない」とコメント。「僕たちは集団の中を走っていて、フェルナンドが先にピットに入った。リスクを取る場合、あれはとても簡単な方法だ」「彼(アロンソ)にとって不利に働くかと思ったけれど、結局はうまくいった」「トップ争いをしているときにあのようなことが起きたとしたらうんざりするだろう。でも、あの場合は不利にはなっていないし、もちろんチームオーダーなどではない。絶対にね」「僕もその作戦を実行したけれど、うまく機能しなかった。あんなに短期間のプラクティスでタイヤ特性を見極めるのは至難の業だ」