フェリペ・マッサが、F1アブダビGPへの意気込みを語った。フェリペ・マッサ (フェラーリ)ニューデリーでの前回のチャンピオシップラウンドから時間を過ごしていたサンパウロからちょうどアブダビに到着したところだ。レース自体で起こったことを振り返っても意味はないけど、それでもインドへの初旅行にはとても鮮明な記憶がある。
とても素晴らしいトラックだったし、カレンダーでも最高のサーキットだと思うけど、とりわけインドのみんながF1にとても興奮していた。世界ではますます多くの場所が同じようになっているけど、インドはこれまで見たどんなものとも非常に異なっていた。人々はとても歓迎してくれたし、フレンドリーだった。インドには成長への巨大なポテンシャルがあることは明らかだったけど、同時にまだ多くの貧困もみられた。それでもインドにはF1での確かな未来があると思う。すべてがまだ準備されていなかったとしても、グランプリ初年度だったことを僕たちは考慮しなければならない。F1シーズンは11月も終わりに差し掛かっているけど、今年は先週ムジェロで開催されたフェラーリ・ワールドファイナルに長年で初めて参加しなかった。でも、もちろんモンテゼーモロ会長やドメニカリがあそこで僕について話していたこと知っているし、来シーズンも僕がスクーデリアで走ることを再び明らかにさせてくれた。僕にとってチームが僕を完全にサポートしてくれていることは重要なことだし、それは常にとてもポジティブなことだ。でも、現時点での僕の一番の焦点はシーズン最後の2レースでできる限りハードにプッシュし続けることだ。今シーズンが期待通りにいかなかったことを考えれば、来年がチーム全体にとってとても重要な一年であることはわかっているし、僕にとっても非常に重要な時間になるだろう。チーム内ではすでに来年に目を向けているし、僕たちのプレシーズンにおける目標は開幕戦から競争力があり、全てのレースで優勝を争えるようにすることだ。2012年は今年よりも良いシーズンにしなければならない。今、僕たちはアブダビにいる。怪我のため2009年の初レースを逃したので、去年初めて走った場所だ。施設自体は素晴らしいし、トラックもかなり面白い。でも、1つネガティブだった点はオーバイテイクがそんなに見られなかったことだ。でも、今年はDRSがあるので今週末はより良いレースを生産する助けになるだろう。日曜日は日中にレースをスタートして、そのあと夜に照明の下でレースを続けるという独特なタイムテーブルだ。まったく問題はないし、実際レースが進行するにつれて涼しくなっていくのはポジティブな要素だ。トラックの照明も素晴らしい。僕たちにとって最後の2レースは良い結果を得るための最後のチャンスだけど、最近のレースは2012年に準備の一部でもあった。新車への道を探し出すいくつかのコンポーネントを試しているけど、マシンをどのように走らせ、どのようなセットアップを適用するのが最適かという点でも新しいアイデアを探っていた。これは技術的な見解だけでなく、レース週末にどのようにアプローチするかという点で今後にむけた準備の一部として非常に重要なことだと思う。アブダビにはチームと多くの密接な接点があるので、ヤス・マリーナでのレースはフェラーリにとっても特別だ。レーストラックのそばにフェラーリ・ワールドというテーマパークがあることからも明らかだと思う。去年、そこにある素晴らしいジェットコースターに乗りに行ったけど、楽しかったし、刺激的な経験だった。再び行くのが待ち切れないし、今回は妻を連れて行くつもりだよ!
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