F1インドGPの決勝レースで、ロータスのピットウォールとキミ・ライコネンの間で激しい無線のやり取りがあった。レース終盤、キミ・ライコネンは使い古したタイヤに苦戦しており、チームメイトのロマン・グロージャンが迫っていた。56周目、ロマン・グロージャンはターン4でキミ・ライコネンをオーバーテイクを仕掛けたが、ライコネンは応戦。グロージャンはコースオフを強いられた。
その動きに対して、ロータスのトラックサイド・オペレーションズ・ディレクターを務めるアラン・パーメインは“Kimi, Get out of the f***ing way!(キミ、どけよ!)”と無線で指示。キミ・ライコネンは“Don’t shout there f*** ,I brake out of the corner,I was can't(いちいち怒鳴るな、コーナーを抜けていた。無理だ)”と応酬。この件を受け、ロータスのチーム代表エリック・ブーリエは、アブダビで話し合うつもりだと述べた。「彼らには自由にレースをさせている。だが、もう少し容易にことが運ぶのを予想していたのも事実だ」とエリック・ブーリエはコメント。2台が競って1台がコースオフするのを見るのは決して嬉しいことでははない。彼らはチームの利益のために戦っていることを自覚しなければならない」「アブダビでもう一度2人と話すつもりだ。彼らが結果を出せるに取り組んでいるが、その後ろにはチームがいる。そのことも考えなければならないのだ。ライコネンのタイヤが劣化していなければ、いつも通りにレースをさせただろう」「もちろん、同じ条件でレースをしている場合は競わせる。何も問題はない。だが、タイヤが劣化し、ペースが2秒遅い場合、後ろから来ているのがチームメイトなら、いかなるドラマも作るべきではない」