ロータスは、“ダブルDRS”を来月のF1ベルギーGPで導入する意向であることをテクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンが認めた。解説者のテド・クラビッツは、イギリスの放送局 Skyの番組“F1 Show”で、ロータスのシステムは、先駆者であるメルセデスとは異なり、リアウイングのDRSに取り付けられているのではないと解説。
テド・クラビッツは、ロータスは実際にそれを“Fダクト”と呼んでいると述べた。「(レースでは)DRSはサーキットの一部でしか使えないが、それらは150mphを越えるどの地点でも直線スピードを向上させることができる」ロータスのダブルDRSは、ロングストレートと大きな弧を描くコーナーのあるスパ・フランコルシャンでは大きなアドバンテージとなる。元トヨタのドライバー、アラン・マクニッシュは「彼ら(ロータス)は、時速4kmから5km(の効果)だと言っている。大きなアドバンテージだ」と述べた。ロータスは、F1ドイツGPとF1ハンガリーGPの金曜グリー走行で、キミ・ライコネンのE20でダブルDRSをテストした。ダブルDRSは、2013年には禁止となるが、それでもロータスのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、投資と努力を費やす価値はあると考えている。「来年なくなるとしても、まだ力を入れる価値はあると思っている」「スパで利用できるように準備を整えられることを期待している」「カレンダー上ではそれなりの時間がかかるだろうが、シャットダウンがあるので、作業の面から言えばそこまで長くはかからない」
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