2020年のF1世界選手権では、既存の3つのグランプリがカレンダー落ちの危機に瀕している。F1のオーナーであるリバティ・メディアは、ベトナムとオランダと新たに2020年以降の開催契約を締結。CEOを務めるチェイス・キャリーは、21戦のカレンダーを保つことを望んでおり、既存のグランプリのうち2つの会場はカレンダーから落ちることになる。
最も危機に瀕しているのはバルセロナ(スペインGP)とホッケンハイム(ドイツGP)の2つだ。スペイン出身のカルロス・サインツは「心配しているか? そうだね。心配している。ホームグランプリを失うのは嫌だからね」とコメント。ドイツ出身ニコ・ヒュルケンベルグはホッケンハイムウについて「なくなるのは寂しことだけど、カルロスが言ったように僕たちにはどうにもできない」と語った。上記の2つの開催地に加え、セルジオ・ペレスのホームレースであるメキシコシティでのメキシコGPも存続は不透明のままだ。「主催者をサポートしようとしているけど、何も聞いてはいない」とセルジオ・ペレスはコメント。「交渉は継続しているし、アレハンドロ・ソベロン(プロモーター)と彼のチームはレースを維持するために可能な限りのことをやっている。でも、すべてが彼にかかっているわけではない」「最善を願っている。近い将来、何らかのニュースが出てくると思う」上記以外にもシルバーストン(イギリスGP)とモンツァ(イタリアGP)がまだ2020年以降の契約を結んでいないが、基本的には安泰だと考えられている。