リアム・ローソンは、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナーとヘルムート・マルコが「自信を取り戻すために彼をレーシングブルズへ戻した」と主張したことを否定した。ローソンは2025年シーズンをレッドブルでスタートしたが、オーストラリアで苦戦し、中国での惨敗を経て、角田裕毅と交代でレーシングブルズへ降格された。
当時、ホーナーとマルコはこの決定について、レッドブルという環境から彼を守るためだったと説明しており、ニュージーランド出身のローソンはアイザック・ハジャーとコンビを組み、モナコGPで8位に入り今季初ポイントを獲得した。一方、角田裕毅もマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦戦が続いており、これまでに獲得したポイントは7点にとどまっている。そのうち3点は、他ドライバーへの複数のペナルティによって本来ポイント圏外だったマイアミスプリントでの繰り上がりによるものだ。ローソンはこの交代劇を振り返り、レッドブル時代が彼の自信を揺るがすことはなかったと主張し、ホーナーとマルコの発言に対して明確に反論した。「最終的に言えば、角田が苦戦してるからって僕にとって何かが変わるわけじゃない」とローソンはRacingNews365を含むメディアに語った。「レッドブルで何ができたかを見せるチャンスがなかったとしても、それで何かが大きく変わるとは思っていない」「誰かがあのクルマで苦戦したとしても、それが僕の立場に影響するわけじゃないし、僕にとって良くなるわけでもない。ただ、今乗っているクルマでベストを尽くすことだけを考えてる」「去年から自信は変わってないし、レッドブルにいたときも変わらなかったし、VCARBに戻ってきた最初の2戦でも変わらなかった」「モナコでポイントを取れたのはすごくよかったけど、それで自信がついたように見えたとしても、僕自身は年初からずっと同じ気持ちでいる」その後、ホーナーとマルコが語った「自信回復のためにレーシングブルズに戻した」という発言について問われると、ローソンは短くこう答えた。「それは僕の話じゃない」