2014年のル・マン24時間が開催され、アウディが1-2フィニッシュを成し遂げた。今年のル・マンも予測不可能な天候、そしてトラブル多発の波乱のレースとなった。ポールポジションからスタートしたトヨタ 7号車は、15時間の時点でレースを電気系のトラブルでレースをリタイア。その後は、アウディ勢とポルシェが首位をマシントラブルをきっかけに順位を入れ替えるル・マン独特のレース展開となった。
優勝は、アウディ 2号車のマルセル・ファスラー / アンドレ・ロッテラー / ブノワ・トレルイエ組。周回数は379周。アウディはこれでル・マン24時間レース5連覇。通算13勝目となった。2位には、昨年の優勝者であるロイック・デュバル/トム・クリステンセンとルーカス・ディ・グラッシの1号車が続き、アウディが1-2フィニッシュを果たした。3位にはトヨタ 8号車が続いた。今年、ル・マンに復帰したポルシェは、20号車が終盤まで首位を争ったが、減速してピットイン。そのままレースを終えて総合38位。もう一台の14号車は、ギアボックストラブルに見舞われてピットでの作業を続けていたが、ファイナルラップでなんとかチェッカーフラッグを受けるためにコースに復帰。総合37位でレースを終えた。革新的な技術を披露するマシンに与えられる特別エントリー枠“ガレージ56”から参戦した日産 ZEOD RCは、開始から23分後にアルナージュ先でストップ。駆動系のトラブルによりレースをリタイアした。
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