2023年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦、第91回ル・マン24時間レースの決勝が6月10日(土)~11日(日)にサルト・サーキットで行われた。記念すべき100周年大会となった2023年のル・マン24時間レース。現地時間10日(土)午後4時、30万人の大観衆が見守る前でスタートが切られた。
1周目からアクシデントが頻発、コースの一部が豪雨に見舞われるなど、序盤から荒れた展開となったレースを制したのは、50年ぶりにル・マンのトップクラスにワークス復帰したフェラーリの51号車(アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツ)。ポール・トゥ・ウィンで記念すべき100周年大会で優勝した。2位にはトヨタの8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)。2018年から5連覇を達成してたトヨタの連勝記録が途絶えた。姉妹車のトヨタ7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)は、8時間が経過した頃、他社の接触事故に絡む不運でリタイアを喫した。3位にはキャデラック2号車(アール・バンバー/アレックス・リン/リチャード・ウェストブルック)が入り表彰台を獲得。4位にはキャデラック3号車(セバスチャン・ブルデー/レンガー・バン・デル・ザンデ/スコット・ディクソン)が続いた。