ランド・ノリスは、マクラーレンはリアウイングの“ミニDRS”論争のさなか、F1シンガポールGPで「最も圧倒的な」パフォーマンスの一つを披露したと語った。前回のバクーでのレースで高速走行中に曲がる様子が見られたこのウイングはFIAのテストに合格したが、ライバルチームからの苦情を受けてマクラーレンは部品の修正を求められている。
ノリスはシンガポールで圧倒的な勝利を収めた後、マクラーレンのライバルたちを痛烈に批判し、残り6レースでタイトルを争うライバルのマックス・フェルスタッペンのチャンピオンシップのリードを52ポイントにまで縮めた。「先週末、あるいは先々週末からここまでマシンに何か変更を加えたわけではない」とノリスは語った。「人々が不満を抱いているウィングやその他の部分を微調整する必要があったくらいだ。それでも素晴らしい週末となり、おそらくここでの最も支配的な週末のひとつとなった」「正直なところ、それが違いを生んだとは思わない。ただ、マシンが素晴らしい状態がずっと続いただけだ。マシンのペースや能力が十分にあると感じたときでも、トップに立てなかったことが何度かあった。その原因の一部は、自分のミスで十分にうまく実行できなかったことにある」「だから、時々十分な仕事をしなかった代償を払ってきた。でも、ターン1の後でリードして、物事がもう少し簡単になれば、今日のような日になることもある」ノリスは日曜日のグランプリを完全に支配していたが、2度ほど壁に接触し、そのうちの1度目ではフロントウイングに軽微なダメージを負った。「チームによると、フロントウイングに何か問題があるかもしれないとのことだった。フロントウイングをバリアにぶつけてしまったので、それが少し影響しているのかもしれないが、おそらくそれほど大きな問題ではないと思う」とノリスは説明した。「わからないけどね。この車では、何かを少し調整するだけで、かなり大きな影響が出る可能性がある。でも、僕の感じでは、おそらくそれほど大きな問題ではなかったと思う」