ランド・ノリスは、2024年F1第8戦モナコGP初日のフリー走行を5番手で終了。マクラーレンは、中国、マイアミ、イモラの過去3レースで好成績を収めたが、ライバルチームとは異なるアプローチを取ったため、モナコグランプリの金曜フリー走行では控えめな週末のスタートとなった。FP2ではほとんどのチームがソフトコンパウンドタイヤでパフォーマンス重視の走行を行ったが、ランド・ノリスはセットを節約するために中古の赤マークのタイヤで数周のみ走行した。
その結果、ノリスはペースセッターのフェラーリドライバー、シャルル・ルクレールから0.675秒差の5番手となった。プラクティス後、ノリスは「僕たちは全然悪くないと思う」とコメント。「ここはいつもトリッキーなので、まずはこのトラックをまた走れることがうれしい。いつものようにカオスと化しているし、いつものように難しい。初日としてはまずまずだと思う」「シャルルやフェラーリ、それにメルセデスと比べると、僕たちには少し劣っている。メルセデスもとても速そうだ。小さなトラックだし、特殊なトラックなので、みんなタイトになっていると思う」「でも、僕たちは上位にいる。もう少しパフォーマンスを改善する必要がある。明日は難しい日になると思うけど、我々は戦いに加わっている。それが一番大事なことだ」土曜の走行に向けて具体的な改善点を尋ねられた彼は、「いくつかあるけれど、この辺りで一番欲しいのは低速グリップだから、それを得るためにバランスを変えて良いバランスを得る必要がある」と語った。「あとは乗り心地だね。クルマは段差を乗り越えやすくフィーリングがソフトであればあるほど乗り心地も良くなる。でも、それはトレードオフなんだ。それをやりすぎると全体的なパフォーマンスが落ちる。今日はいくつかのことを試してみたから、今夜それを理解して明日に向けて改善できればと思う」