マクラーレンのランド・ノリスは、2023年F1第12戦ハンガリーGP決勝で3番グリッドを獲得した後、予選でさらに上位につけなかったことを悔やんだ。のりすは、シルバーストーンとレッドブルリンクでは好調だったにもかかわらず、ハンガロリンクでのパフォーマンスはやや驚きだったと語った。最近アップデートされたMCL60が、ハンガロリンクのような低速サーキットでこれほど強いとは思っていなかったという。
「ブダペストは低速サーキットだと言われているけれど、実際は中速に近いんだ。サーキット全体を通して2速ギアを使うことはない」とノリスは説明。「低速が僕たちの苦戦しているところだし、今でも我々が最も悪いところだ。ターン1とターン12のシケインでは、依然として多くのタイムを失っている」「でも、間違いなく近づいている。ポールポジションから100分の8差というのは、かなり満足できるものだと思う。だから少し驚いたけど、同時にいいサプライズだと思う」今週末から試行される新ルールでは、ドライバーは予選の各段階で異なるコンパウンドのタイヤを使用しなければならない。ノリスは、マシンのパフォーマンスは柔らかいラバーの方がわずかに良かったと語り、ポールウィナーのルイス・ハミルトンとの0.085秒差を覆すために必要なタイムを見つけることができたはずだと信じている。「最も苦戦したのは、おそらく序盤のハードタイヤだったと思う。でも、ミディアムとソフトにはかなり満足している」とノリスは語った。「たったの100分の9秒だし、悪いセッションだったわけではない。ただ、ポールポジションからコンマ1秒以内、あるいは100分の8秒以内というのは、自分のドライビングの範囲内だった感じてしまうものだ」「ちょっと違うことをしたり、少し早めにアクセルを踏んだりしただけで、100分の8秒は出せたと感じてしまうものだ。だから、特にあと少しだったことが少し悔しい」しかし、ノリスは、シーズン序盤の一連の不振の後に3位を獲得できたことを「うれしい」と語った。「ルイス(ハミルトン)が苦労していると言っていたけど、ここ数年の僕たちの状況を見れば、さらにハッピーだと思う。昨年は18位、19位、20位を争っていた時期もあった」「だから、3レース連続でコンスタントに競争力を発揮し、ポールポジションに近づけたことは、僕らにとってとてもいい兆候だ。だから、うれしいというか、複雑というか.…うれしいけれど、もっといいポジションを逃したという悔しさもある」