ヘイキ・コバライネンは、2008年シーズン、マクラーレンのアプローチによってレース優勝を逃したと考えている。コバライネンは、決定的な予選Q3でチームメイトのルイス・ハミルトンより重い燃料で走ったことについて、冬の間に上層部と相談したいと語った。コバライネンは、マクラーレンでの最初のシーズンを、舞台裏の出来事によって「好成績が不可能」になったことがあったことを認めた。
「僕がルイスより燃料が軽かったのは一度だけだった。それは僕はポール・ポジションを獲得したシルバーストンだ」「他の予選の全てで僕は燃料をより多く積んでいたんだ。上位6〜7位のなかで一番重いこともよくあった」「これがレースにも影響を与えたのは明らかだ」とコバライネンは主張。トラックでの順位、タイヤの磨耗、渋滞でのタイムロスなどで妥協を強いられたと指摘した。今年のコバライネンの精彩を欠くパフォーマンスのため2009年のシートが危ういという噂が高まっていたが、コバライネンは自分の立場に疑問を抱くことはなかったという。「何が起こっているのかチームは正確に知っていた。僕がもっと前にいたら、もっと勝っていただろう」「だから、来年はそのことを考えなければならない」