現在、ハースF1のドライバーを務めるケビン・マグヌッセンが、2021年はチップ・ガナッシ・レーシングからIMSAスポーツカー選手権に参戦することが発表された。ハースF1チームは、2021年にニキータ・マゼピンとミック・シューマッハというオールルーキーラインナップを起用することを決定。チームを放出されるケビン・マグヌッセンは、来年アメリカでレースをするという選択肢を検討していることはすでに知られていた。
すでに先月の段階でケビン・マグヌッセンが、2021年シーズンにプロトタイムレースに復帰するチープ・ガナッシ・レーシングに加入してIMSAに参戦するという噂は広まっていた。2019年にフォードがプログラムを終了して以来、参戦を停止していたチップ・ガナッシ・レーシングだが、2021年からはシリーズのトップカテゴリーにキャデラックDPi-VRで参戦することを発表していた。チップ・ガナッシ・レーシングは12月4日(木)はDPiラインナップで発表。2度のデイトナ24時間ウィナーであるレンガー・ヴァン・デル・ザンデとともにケビン・マグヌッセンと2021年シーズン全体の契約を結んだことを発表した。「世界中のどこかでプロのレースに参加しているならば、チップ・ガナッシという名前がモータースポーツで何を表しているかは分かっていると思う」とケビン・マグヌッセンはコメント。「チップは、トラック内外で最高のレーシング組織を構築してきた。歴史を振り返ると、特にスポーツカーレースに関連する素晴らしい成功の記録を見ることができる」「僕自身にとって、チップ・ガナッシ・レーシング、レンジャー、そして、キャデラックとチームを組む絶好の機会だ。チームに会って、2021シーズンの準備を始めるのが待ち切れない」レンガー・ヴァン・デル・ザンデは「僕が聞いているなかで傑出していると思うのは、元ドライバーとしてチップが常に自分がドライブしたいと思うようなチームを作り、構築することを望んでいたということだ」と付け加えました。「彼は確かにそれをやってきたし、世界中の多くのシリーズにわたる結果自身がそれを物語っている」「ケビンと僕は控えめに言っても興奮しているし、デイトナで2021年シーズンを開始する準備ができていると思う」チップ・ガナッシ・レーシングは、耐久イベントの追加ドライバーに関しては」後日、発表する」と述べた。報道では、チップ・ガナッシからインディカーに参戦するスコット・ディクソンが、残りの2つのシートのうちの1つを占めることになると伝えられている。2021年のIMSAシーズンは、1月30・31日にデイトナで開幕する。