ハースF1を今季限りで離れる二人のドライバーは、2021年にリザーブドライバーの役割でF1に留まるという考えには乗り気ではないようだ。ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは2020年限りでチームを放出され、ハースF1はニキータ・マゼピンとミック・シューマッハというルーキーのラインナップを起用すると考えられている。
2021年にフォーミュラE、WEC(FIA世界選手権)、インディカーへの転向が噂されるロマン・グロージャンは「まだ将来についてのニュースはない」とコメント。リザーブドライバーとしてF1に残る可能性について質問されたロマン・グロージャンは「すでにその経験はあるし、チーム次第でもあるので、ファーストオプションだと言うつもりはない」とコメント。「でも、自分がレースをしないことを分かってレースに参加するのは難しいことだね」ケビン・マグヌッセンも2015年にマクラーレンのリザーブドライバーを務めた経験があるが、その役割は“厳しい”経験だったと語る。「僕はレーサーだし、モチベーションとポジティブな気持ちを保つためにはレースをする必要がある」とケビン・マグヌッセンは語った。「僕はF1に7~8年在籍しるし、キャリアの次のステップに進む準備ができていると感じている。F1でそれができればクールだっただろうけど、チャンピオンシップ、勝利、ポールを再び争うわなければならないと感じている」「キャリアを進めてきていろいろと楽しいこともあったし、僕は前進していると考えている。アレクサンダー・アルボンの後任としてレッドブル・ホンダに移籍する可能性を伝えている専門家もいるが、ケビン・マグヌッセンはそれはありそうになることだと認める。「自分に魅力を感じてもらえるように7年間頑張ってきたけど、自分でそう思ってるだけでは必ずしも十分ではないみたいだね」とケビン・マグヌッセンは笑った。「もちろん、パドックにいれば、周りのみんなと話をする。でも、ノーだ。可能性が高いとは言えない」