ハースF1チームのケビン・マグヌッセンは、マクラーレンは理想とするドライバー像を作り出そうとしており、元チームメイトだったルイス・ハミルトンはマクラーレンでほとんど自由を与えられていなかった最たる例だと明かした。マクラーレンの育成ドライバーだったケビン・マグヌッセンは、2014年にマクラーレンでF1デビュー。開幕戦で同じマクラーレンから2007年にF1デビューを果たしたルイス・ハミルトン以来となるデビュー戦での表彰台を獲得した。
1年でマクラーレンのF1シートを失ったケビン・マグヌッセンだが、ハースF1に移籍して以降そのキャリアを開花。2018年は自身の最多得点となる56ポイントを獲得している。ケビン・マグヌッセンは、マクラーレン時代から大きく変わったことについて Racingnews365 のインタビューで語った。「マクラーレンは僕たちに特定のタイプの行動や態度を期待していた」とケビン・マグヌッセンはコメント。「言ってみれば、彼らはドライバーを作っていた。ルイス・ハミルトンはマクラーレンで自分を表現できなかったドライバーの完璧な例だ。ルイスから自由は奪われていた」「ミュージシャンやアーティストとドライバーを比較しなければならないときもある。彼らは素晴らしいものを考え出すためにスペースを必要としている。剥がすことができないドライバーというラベルをつけられれば、それはトリッキーかもしれない」ケビン・マグヌッセンは、もっと良いドライバーになるためにマクラーレンを離れる必要があったが、マクラーレンで仕事をした人々のことを恋しく思うと語る。「もちろん、ときどきマクラーレンで仕事をしていた人々のことを恋しく思うこともある。あそこでの時間に文句を言うことはできない。でも、個人的な成長のためにもうチームにいない方が良かった」