ケビン・マグヌッセン(ハース)は、F1イタリアGP 予選Q2でのフェルナンド・アロンソとのインシデントに激怒。“彼は鼻で笑っていた”“自分ことを神だとでも思っているのか”“はやく引退してくれ”と激しく非難した。予選Q2の最後のアタックで、フェルナンド・アロンソは最初のシケインでケビン・マグヌッセンに対してアウトサイドからオーバーテイクを試みた。接触すれすれのやや強引なオーバーテイクで両者ともタイムは更新できず、二人はQ2でノックアウトとなった。
フェルナンド・アロンソは、無線で“マグヌッセンはもうレースがしたいみたいだね!”と笑いながら語っていた。予選後、マグヌッセンはアロンソを激しく非難した。今年初めにも二人は無線に関してやりあっている。F1イギリスGPのレース終盤にケビン・マグヌッセンと激しく争ったフェルナンド・アロンソは、2度にわたってコース外に押し出されたことを無線で非難。だが、マグヌッセンは“彼は無線ではしょっちゅう文句を言っている”とし、今年のFIFAワールドカップの試合で大袈裟に痛がる演技で世界中から批判を浴びているブラジル代表のスター選手、ネイマールの名前を引き合いに出してやり返している。「彼は完璧なスリップストリームを使えたので、ターン1で僕をオーバーテイクできると思ったんだろう。確かに彼はゲインを得た。コンマ何秒かはわからないけどね。でも、普通そういうことをするのは多くのゲインを得られるものだだ」とケビン・マグヌッセンはコメント。「でも、僕は彼を先に行かせて、自分のラップを犠牲にするつもりなどなかった。まったくね。彼は自分のことを神だとでも思っているんだろう。あり得ないけどね」フェルナンド・アロンソは、インシデントの原因としてケビン・マグヌッセンがアウトラップで自分を抜いていったことを指摘している。だが、ケビン・マグヌッセンは「6~8台くらいのクルマがグループになっていたしい、アスカリの出口でフェルナンドはブレーキを温めていた。なので、速くないと思った」と指摘。「僕は速かったので余裕で彼を抜いた。でも、そのあと理由はわからないけど、加速して僕に近づこうとしてきた。他の人たちがみんなしているようにギャップを作るのではなくね」「もちろん、彼は完璧なスリップストリームを使えていたので、ターン1でオーバーテイクできると思ったんだろう。でも、そんなことさせるくらいなら首をつった方がましだ」ケビン・マグヌッセンは、予選後に顔を合わせた際にも失礼な態度を取られたと語る。「予選後、彼は僕のところにきて鼻で笑っていたよ。なんて失礼な態度だ。さっさと引退してほしいね」「フェルナンドに日和見主義なところがあるのは誰もが知っている。これまでのキャリアで彼は何度かチームに対してもそういうことをしてきた。違うことを試そうとする。それがいつもうまくいったわけではないし、今日もうまくいかなかった」「彼はよく自分のラップが神懸かり的だったとか言っているけど、文字通り、自分のことを神だとでも思っているんだろうね! かなり笑えるよ」マクラーレンのメディアセッションでケビン・マグヌッセンの発言について質問されたフェルナンド・アロンソは「何も言うことはない」と質問を退けた。「アウトラップではみんなな3~4秒くらい離れて、集団で走っていた。最後のパラボリカに入ったところで彼は何を思ったのか僕が前のクルマとの間に築いたギャップを埋めようとして、僕たちは一緒にラップを開始することになった」「結果、ターン1に並んで入ることになったけど、あまりクレバーな動きとは言えな。僕にとっては大したことではない。僕たちのパフォーマンスではQ3には行けなかっただろうからね。でも、彼はQ3に行けただろうけど、最後にあまりクレバーではないことしたね」スチュワードはこの件を審議したものの“どちらのドライバーにも明確に不必要な妨害行為は認められなかった”としてお咎めなしとの判断を下した。2018年 F1イタリアGP 予選 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "V1MzM0ZzE6DL5pKIPiWsBDRx0fc16rh_");});