ケビン・マグヌッセンは、今は多くのレースでポイント外で戦っているが、ルノーの将来をモチベーションにして頑張っていると語る。ルノーは、2015年末に資金繰りに苦しむロータスを買収し、まだ再建段階にある。また、買収が遅れたことで、メルセデスのパワーユニットからルノーへの変更が遅れることになった。
ルノーは、施設と人員の再構成を目指しており、2017年にむけて早くに2016年F1マシンの開発をストップ。ポイント獲得は、F1ロシアGPでケビン・マグヌッセンが獲得した6ポイントのみとなっている。将来については現段階でまだ不確定だが、ケビン・マグヌッセンは、ルノーがより競争的になる今後のシーズンを考えることが、今年のレースでの一番のモチベーションになっていると語る。「確かにポイントを争えないのは難しい」とケビン・マグヌッセンはコメント。「16番手や15番手でレースをしていて、誰からを追い詰めている場合、彼を捕えて、オーバーテイクするために懸命に頑張ってもポイントには届かない」「とてもフラストレーションが溜まるし、チャレンジングな時間だけど、僕は何を目指して頑張っているのかわかっている。来年やその翌年、とにかく将来について考えることがモチベーションになるし、できるだけ多くのことを学んで、チャンスが来るときに備えている。F1というのは、突然、勝てるクルマに乗って、結果を出さなければならないものだからね」「その時のために学んで、準備する。それが今、僕がやっていることだ」ルノーは、9月上旬に2017年のドライバーラインナップを発表するとしている。