マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めるケビン・マグヌッセンは、フルタイムでのレースなしという状況をもう1シーズン受け入れることは「絶対に無理」だと述べた。昨年、マクラーレンのレースドライバーとしてF1デビューを果たしたケビン・マグヌッセンだが、今年はフェルナンド・アロンソの加入によってリザーブドライバーに降格。
ケビン・マグヌッセンは、今年インディカーのシート獲得を目指していたが、フェルナンド・アロンソがプレシーズンテストでの事故での脳震盪により開幕戦を欠場したことで土壇場で代役を務めることとなり、チャンスを失った。ケビン・マグヌッセンは、何らかのレース契約なしにもう1シーズンを過ごすことは受け入れられないと AUTOSPORT に述べた。「レースなしでもう1年を過ごすことはない。絶対に無理だ」とケビン・マグヌッセンはコメント。「このような1年間を過ごしているし、F1に何かが起こってくれることを願っている。もし何も起こらなければ、他のことをするために動かなければならない」「リザーブドライバーとしてここにいることはないと言っているわけではない」「シートを得られなければ、他のことをするかもしれないし、同じようにリザーブドライバーもできれば、それが好ましい」「でも、そうならないことを願っている。来年はF1に戻りたい」現在、マクラーレン・ホンダのレースドライバーを務めるジェンソン・バトンが来季も継続するには、チームが契約オプションを行使しなければならない。チームがジェンソン・バトンをキープしないことに決定した場合、2016年にケビン・マグヌッセンがマクラーレン・ホンダのレースドライバーに戻る可能性はある。昨年末、マクラーレンは、ホンダがカスタマーチームにエンジンを供給いた場合にはケビン・マグヌッセンがドライバー候補だとしていたが、今年の成績を受け、ホンダが他チームにエンジンを供給することは役に立たないとの見方をしている。今年のインディカー参戦は叶わなかったケビン・マグヌッセンだが、将来のどこかでインディカーでレースをするのは“確実”だと述べた。「ずっとインディカーが好きだったし、本当にクールだと思っている。オールドスクールなレースが好きなんだ」とケビン・マグヌッセンはコメント。「今年は予算を見つけるための時間がかなり短かったし、フェルナンドに起こったことで、マクラーレンは僕を必要とした。予算を見つける時間はほとんどなかった」