今週末いよいよフォーミュラEデビューを迎える小林可夢偉だが、公式テストに参加できなかったことでしっかりとした準備ができなかったため、具体的な目標は設定していないと述べた。小林可夢偉のフォーミュラE参戦は2週間前に発表された。レギュラードライバーとしてはトム・ブロンクビストがエントリーされていたが、アンドレッティをスポサードする日本の保険会社MS&ADのサポートで香港ePrixへの参戦が実現した。
フォーミュラEは10月にバレンシアで公式テストを終了しており、小林可夢偉はレースにむけてドニントン・パークで実施されたチームのフィルミングデーでガレージユニットの裏でフォーミュラEカーを走らせただけとなっている。「あまり準備はできませんでした。本格的なテストができなかったので、とにかくやれるだけのことをやったという感じです」と小林可夢偉はコメント。「フィルミングデーだったので、トラックでもなかったですし、ロングランもしていません。シミュレーターには一日乗れたので、クルマにより自信を持つことはできました」「もちろん、シミュレーターではクルマで何をする必要があるかはわかるかと思ったのですが、別のトラックでした。なので、明日見てみるとしましょう」「あまり目標は設定していませんが、短時間でやれることを最大限に生かす必要があると思っています」フォーミュラEは、強力なフォロワーがいる日本のマーケットを活用するために小林可夢偉にフルタイムの役割を見つけることに懸命に取り組んでいるとされている。しかし、小林可夢偉は現状では香港のダブルヘッダーで走るだけであり、次戦からはトム・ブロンクビストがシートに戻ることになると思うと述べた。「今のところは今回のレースだけです。次のレースがどこでやるかわかっていませんし、トムが走ると思います」
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