小林可夢偉が20日、フジテレビ「すぽると」に生出演し、トヨタF1撤退のニュースから来年の活動について語った。トヨタのF1撤退について「本当に驚いて、まさか僕は撤退ということがアブダビのあとに起こるとは思ってなかった」と語った可夢偉。「トヨタの方に呼ばれたときに、僕はレースシートを貰えるものだと思ってそのミーティングに参加したんですけど、実は撤退だということで・・・」
「ショックのあまり思わず『大丈夫です』と言っちゃいました・・・全然は大丈夫じゃなかったんですけど・・・」デビュー2戦目となったアブダビGPでは6位入賞という素晴らしいパフォーマンスをみせた小林可夢偉。来年は正ドライバーになれる自信はあったのではとの問いには「自信ももちろんあったんですけど、トヨタでF1をしてたら勝てたんじゃないかなと本当に自分の中であるんですよ」との気持ちを明らかにした。「エンジニアの人たちにも、なんとなく『可夢偉となら勝てるかも』なんて言っていただいて、本当にレースとしてはいいレースだったし、本当にチームでするスポーツなので、そういう人たちが応援してくれるというのが一番大きいことなんですよね」シートを獲れれば、ポイントを獲ってもっと上にいけるという気持ちになってるのではとの問いには「それが僕たちの仕事なので、そこに関しては僕はあまり心配していないんです」と答えた可夢偉だが「シートを獲るというのが本当に難しいということだと自分の中でわかっているし、これから5か月間、次のレースまで長いし、その間僕はどうやって過ごそうかなっていう・・・難しいところもありますよね」と来シーズンについては言葉を濁した。それでも、F1のレースシートだけにこだわるのかという質問に「それだけです」と力強く語った小林可夢偉は「感覚的には本当にやれると思っています。日本人初優勝目指して頑張るので、応援よろしくお願いします」と締めくくった。