元F1ドライバーのジョリオン・パーマーが、2019年のF1世界選手権を振り返り、総合的にはチャンピオンシップを獲得したルイス・ハミルトンよりもマックス・フェルスタッペンの方が優勢だったと評価した。今年、マックス・フェルスタッペンは、3勝、2回のポールポジション、3回のファステストラップを記録し、ドライバーズ選手権で自己ベストとなるランキング3位でシーズンを終了した。
「シーズンのベストドライバーを選定する上で、ハミルトンとフェルスタッペンは事実上切り離すことはできない」とジョリオン・パーマーは BBCのコラムでコメント。「ハミルトンはチャンピオンシップを獲得したが、彼らのうちから1人だけを選ばなければならないとしたら、フェルスタッペンが優勢だったと言える」「彼の容赦ないペースと一貫した高いレベルにより、チームメイトのピエール・ガスリーは夏休みにレッドブルからトロロッソに降格させられた。そして、今、レッドブルのフェルスタッペンのレベルに近いパフォーマンスを発揮できるドライバーを必死に探しており、ガスリーに代わって加入したアレクサンダー・アルボンにはプレッシャーがのしかかっている」「シーズン前半戦でのオーストリアでのフェルスタッペンの勝利は、1周目に後退したのもかかわらず、チームメイトを周回遅れにして達成し、昨年のブレンドン・ハートレー、そして、今年のダニール・クビアトと他のF1チームメイトの両方よりも優れていたガスリーに対する優位性を強調した」「フェラーリとメルセデスに対して、極めて少ないミス、そして絶え間ない棘は、フェルスタッペンの素晴らしさを示している。これは、絶対ペースの点でより遅いクルマであり、ある時点でイタリアの各ドライバーによって一掃されたにも関わらず、彼が両方のフェラーリに先んじてシーズンを快適に3位で終えたという事実によって強調された。「フェルスタッペンの唯一の大きな欠点は、メキシコで黄旗で減速しないという愚か端だった。ハンガリーの最初のポールポジションに続いていたはずだった」「それはフェルスタッペンにもうひとつの勝利を犠牲にした。ベルギーでのターン1も彼はもっと注意を払うことができたかもしれないが、それ以外の点でフェルスタッペンのシーズンは完璧だった」