ジョリオン・パーマーは、ルノーの契約破棄を検討していると報じられている。ルノーは15日(金)、2018年のニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてトロ・ロッソのカルロス・サインツを起用することを発表。ジョリオン・パーマーは今シーズンでルノーのF1シートを喪失することになった。また、ルノーは早ければ次戦F1マレーシアGPにもカルロス・サインツの起用を望んでいると報じられている。
報道によると、ジョリオン・パーマーは、ルノーとの契約を300万ドル~700万ドル(約3億3500万~7億8000万円)で買い取ってもらうことを検討しているという。だが、F1シンガポールGPで待望の今シーズン初ポイントとなる6位入賞を果たしたジョリオン・パーマーは、残りのレースで自分自身を証明してきたいと語っている。「今週末の結果はやっと少し運が向いてくれた。このような結果は、バクー、シルバーストン、スパでもっと早く出せるだずだった。今後6戦ではこれを基礎にしてきれることを願っている」とジョリオン・パーマーは Sky Sports にコメント。「現時点でルノーについてのニュースはかなり新鮮だ。僕としては、残り6戦をベストなレースにしたい。F1に残りたいし、他にもオプションはある。今後6戦では自分に誇りを持っていたい」一方、カルロス・サインツはF1シンガポールGPがトロ・ロッソでの最後のレースになるかは確信していない。自己ベストとなる4位入賞を果たしたカルロス・サインツに対し、トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは無線で「我々に一緒にいてくれ。我々は君を行かせたくはない」と語りかけた。このフランツ・トストのコメントも、カルロス・サインツがF1マレーシアGPでジョリオン・パーマーに代わってルノーに移籍するとの憶測を生んだ。シンガポールは、トロ・ロッソに別れを告げるに相応しい結果だったのではないかと質問されたカルロス・サインツは「そうだね、でも、これが最後のレースになるとはまだ考えていない」とコメント。「事前にチームとメカニックに次がどうなるかについて心配しないように伝えた。とにかく完璧な週末にしようとね」