2026年F1日本GPのチケットが10月13日から販売開始となる。大会は3月27日から29日にかけて三重県・鈴鹿サーキットで行われ、2026年シーズンの第3戦として開催される。チケットは10月13日(月・祝)11時より公式オンラインショップ「MobilityStation」で販売される。2025年大会では決勝日に11万5000人、3日間合計で26万6000人が来場。2009年に鈴鹿でのF1開催が復活して以降、最多の観客動員数を記録し、春開催2年目として大きな盛り上がりを見せた。
2026年は新レギュレーション初年度にあたり、マシンの外観や勢力図が大きく変わる可能性がある注目のシーズン。シリーズ序盤に組み込まれた鈴鹿での一戦は、世界的にも高い関心を集めることになりそうだ。これに合わせて、鈴鹿サーキットでは観戦席の増設や仮設スタンドの新設、アクセス面の改善なども実施される。観戦環境がさらに進化する中、希望の座席を確保するためには早めの購入が推奨される。■ 増設・新設される観戦席・A1席(メインストレートエンド)スタート直後の1コーナー進入を見渡せる人気エリア。オーバーテイクや混戦が発生しやすく、決勝レース序盤の迫力を体感できる。今回さらに収容人数が拡大される。・E席(NIPPOコーナー内側)テクニカルなS字の進入を間近で観戦可能。リズムが要求される区間で、ドライバーの技量が試される場面を楽しめる。・G-4席(130R)世界的にも有名な超高速コーナー「130R」の外側。マシンが全開で駆け抜ける圧倒的なスピード感を味わえる。こちらも席数が増やされる。・G-5席(130R)「130R」の内側に位置する仮設席。外側とは異なる角度から、マシンが切り込む迫力を楽しめる。・O席(西ストレート)西コースのロングストレートに面する席。最高速域に達するマシンのスピード感と、スリップストリームからの仕掛けを見守れる。・M席(スプーンカーブ)鈴鹿屈指の名物コーナー。進入と立ち上がりの両方が勝負どころで、タイヤマネジメントやライン取りの違いが顕著に現れる。・P席(シケイン手前)高速ストレートからシケインへの飛び込みを真正面で見ることができる席。オーバーテイクの名所としても知られ、観戦の醍醐味を味わえる。・Q1席(最終コーナー)ゴール前の最終コーナーに位置する仮設席。チェッカーフラッグを受ける瞬間やフィニッシュシーンを直近で楽しめる特等席。■ アクセス・観戦環境の改善公共交通機関を利用する観客の利便性を高めるため、予約制直行バスの出発地点も拡大される。JR難波駅、柘植駅、豊田市駅、東岡崎駅、近鉄奈良駅、阪急大宮駅などから新たに運行が予定されており、観戦スタイルに合わせて最適なルートを選ぶことが可能となる。また、西コースエリアには昨年に続きシャトルバスが運行。さらに観戦環境の改善も進められており、より快適に観戦できる環境が整えられる予定だ。ホンダモビリティランドと鈴鹿サーキットは「安心・快適にF1日本GPを楽しんでいただけるよう、地域と一体となって準備を進める」としており、注目度の高い2026年大会は、チケット争奪戦となることが予想される。希望のシートを手に入れるためには、早めの予約が推奨される。