2021年のF1日本GPは、ホンダがタイトルスポンサーになることが発表されたが、実際に観客を入れるかどうかは東京オリンピックがどうなるかにも影響してくると語る。今年、東京では1年延期となったオリンピックの開催が予定されているが、新型コロナウイルスの再流行によって東京など4都府県に25日に3度目の緊急事態宣言が発令される。
そのため、東京オリンピックが実際に開催されるのか、または開催されたとしても、観客をどれくらい入れるのか、無観客での実施となるかはまだ不透明な状況となっている。F1日本GPは、10月8日~10日に三重県・鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催される。通常であれば、すでにチケットの概要について発表されている時期だが、新型コロナウイルスの状況を鑑みて、いまだ未発表となっている。2021年のF1日本GPの現在の状況について、鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドの田中薫社長は「今年は、新型コロナの感染防止対策というなかで万全の準備をしています」と語る。「皆様に安心・安全に観戦していただくための準備をしており、チケット等のご案内については今しばらくお時間を頂戴したいと思います」「F1の開催まであと半年あります。半年後にソーシャルディスタンスなどの条件がどうなっているか分かりません。ソーシャルディスタンスを保つ必要があると入場者数をどうするかということも考えていかなければなりません」また、F1日本GPの開催、観客の入場については東京オリンピックの開催も大きく影響してくると田中薫社長は語る。自己隔離期間など、F1関係者の入国の問題もある。「世界共通の問題であり、F1とも協議しなければなりません。東京オリンピックがどうなるかも重要だと思います。オリンピックが開催できれば、外国人選手の日本への入国措置についても少し有利になってくるかもしれません」「できることはしっかりとやって、なんとか開催したいと思っています」今年はホンダがF1で最後のシーズンとなり、日本人ドライバーの角田裕毅が『HONDA』のエンジンが搭載されたF1マシンで走るのも最後となる。関連:・鈴鹿サーキット、F1日本GPの開催契約を2024年まで3年間延長!・ホンダ、2021年 F1日本GPのタイトルスポンサーに就任