2015年のF1日本GPの決勝レースは、例年よりも1時間早くスタートすることになるようだ。昨年10月、激しい雨が降りしきる日没の迫る鈴鹿で、ジュール・ビアンキが事故によって重い頭部外傷を負った。レースは、悪天候のためにスタートの時点ですでに遅れが出ていた。FIAは、ジュール・ビアンキの事故調査委員会を立ち上げており、ナイトレースを除く日中のレースの開始時間を義務的に繰り上げることを提案。
日暮れや日没の時刻から4時間を切った後でレースをスタートしないようにする新しい4時間ルールを提言している。Sky Sports によると、フォーミュラワン・マネジメントが発行した書類のなかで2015年の決勝スタート時刻が記載されており、F1日本GPのスt−アト時刻は例年の15時ではなく14時と記されていたと報道。また、日本だけでなく、オーストラリア、マレーシア、中国、ロシアの決勝レースも昨年より1時間早い時刻が設定されており、オーストラリアは16時、マレーシアは15時、中国は14時、ロシアは14時スタートに変更されるという。これまでアジア圏のグランプリは、ヨーロッパのテレビ視聴者にあわせて午後の遅め時間帯で決勝のスタート時刻が定められていた。