F1ルーキーのアイザック・ハジャーは、「F2とはまったく違う世界」であるF1において、「好きなだけ無線で叫べるようになった」と冗談交じりに語った。今季ルーキーイヤーを迎えているハジャーはこれまでに印象的なパフォーマンスを見せており、サウジアラビアGPでは10位、日本GPでは8位と、すでに2度のポイントフィニッシュを記録。マイアミGPでも惜しくも1ポイント獲得はならなかったが、入賞圏内目前の11位でフィニッシュしている。
また彼はすでに、「チームラジオでの発言が印象的なドライバー」としても知られつつあり、F2時代と比べてF1ではその点でも自由度が増していると感じているという。「F1はF2とはまったく違う世界なんだ。F2ではドライブするのに金を払うけど、F1では逆に報酬をもらえる」と、ハジャーはマイアミでのメディア対応時に報道陣に語った。「だから今は好きなだけ叫べるようになった」「無線ボタンを押していないときでも、まだ叫んでいる。それが好きなんだ。気持ちが落ち着く」スプリント週末は「プレッシャーが楽しい」マイアミ・インターナショナル・オートドロームでは、角田裕毅に5秒ペナルティが科されながら、それを活かして10位に食い込むことはできなかったものの、ハジャーは週末を通じて楽しんでいたと語る。特に彼が気に入っているのは、F1におけるスプリントフォーマットの週末だという。「スプリント週末の方が楽しめる気がする。レースが多いし、プレッシャーも増すから」「通常の週末ではFP1、FP2、FP3とセッションが長くて、クルマの作業をするには素晴らしいけれど、ドライビングという面では、予選に入る頃にはすでに準備が整っていて、Q1からQ3の間での進歩はほとんどない」「だから、ラップ数が限られていて、その中でいきなり結果を出さなければならないチャレンジの方が好きなんだ」