F1ハンガリーGPの主催者は、8月2日の開催はまだ実現可能であり、グランプリを開催するためであれば、どのようなオプションでも実施する意思があると表明した。F1ハンガリーGPは、理論的に2020年のF1世界選手権の3番目の目的地となり、オーストリアとイギリスのダブルヘッダーに続いて5戦目のレースになる可能性がある。
Hungaroring Sport LtdのCEOを務めるゾルト・ギュレイは、ハンガリー政府はF1開催を全面的に後援していると語る。「我々は権利所有者と毎日連絡を取り合っている」とゾルト・ギュレイはコメント。「リバティ・メディアは、我々があらゆる種類のソリューションにオープンであり、レースを組織する準備ができていることを認識している」「もちろん、その実現方法に関しては我々の範疇を超えており、国が置かれている状況に依存する。我々は、対策の緩和といつどのようにして通常の生活に戻るかを待っている」「オーストリアとイギリスとともに、我々はF1シーズンをスタートさせることに完全にコミットしていることを表明する」「我々は無観客レースのオプションについて話をしたが、そのプロトコルはまだオーストリアのために開発されている。開発されれば、我々は規制も完全に遵守する」「もちろん、多くは政府の一連の規則にも依存している。しかし、政府とハンガロリンクにとって、ハンガリーGPを組織することは非常に重要だ」「2つの選択肢があります。1つ目はオーストリアと同様にファンが参加しないレースを開催することだ。確かに、それはプロモーターにとって大きな損失となるだろう」「2番目のオプションは、35年の経験を持つファンと一緒にレースを開催することだ。昨年、我々は観客数の記録を破り、事前販売されたチケットに基づけば、今年のレースでも同様の数が予想されていた」「もちろん、新型コロナウイルスが発生して以降、チケットの購入はストップしており、新しい状況に適応する必要がある。現在、サーキットの利用は停止されているが、8月2日に行われるハンガリーGPへの準備が整っている。サーキットの整備は継続しており、コンディションは良好だ」代替の日程が議論されたかと質問された ゾルト・ギュレイは「今のところ他の日付は生じていない」と語る。また、ゾルト・ギュレイは、これまでのところハンガロリンクでの2レースの開催についてF1との協議は行われていないと語る。「まだ交渉は始まっていないため、それについて話すのは時期尚早だ」と ゾルト・ギュレイは語る。「このサーキットは2つの連続したレースを開催するのに適している。さらにチームがハンガリーで2週間過ごした場合、国は観光もしくは経済の観点から恩恵を受けるだろう」ハンガロリンクは、2020年のレースのために新しいレースコントロールとピットコンプレックスを構築する予定だった、新型コロナウイルスの蔓延によって建設工事は延期されている」