2026年F1シーズンからワークス体制で参戦するアウディは、旧ザウバーを引き継ぐ形でグリッドに加わる。バーレーンでのプレシーズンテストでは突出したタイムこそ記録しなかったものの、バルセロナでのシェイクダウン後に大規模なアップグレードパッケージを投入し、一定の進歩を印象づけた。そのアウディの現在地について、ニコ・ヒュルケンベルグは率直な見解を示している。
「バルセロナから今に至るまで、非常に良い進歩があったと感じている」とニコ・ヒュルケンベルグは語った。「間違いなくポジティブな点はあるが、まだ初期段階だ。常にやるべきこと、取り組むべきこと、最適化すべきことがある」「これはまさに進行中のプロジェクトだ。学びながら進み、できる限り宿題をこなし、そしてレースに臨む」ただし、自身の手応えについては慎重な姿勢を崩さない。「今のところは推測にすぎない。メルボルンに行くまでは本当に分からないし、数戦を終えるまでは判断できないと思う。現時点では、サーキットごとにパッケージの感じ方がかなり変わる可能性がある」「だから予選で全員がパンツを下ろすまで待つ必要がある。その時に分かるだろう」パワーユニットを自社で初めて手がけることについても、その難しさを認める。「チームは冬の間ずっと懸命に働いてきた。あらゆる分野を押し上げようとしてきたし、パワーユニット面では今回が初めての挑戦だ。非常に忙しく、チャレンジングだった」「現状は悪くないと思うが、まだ多くの作業が残っているし、改善の余地も大きい。まだ伸びしろはある」「まだ初期段階だ。今は中団あたりで戦えることを期待しているが、数週間後にどうなるか見てみよう」バーレーンでの2回目のテスト最終日には、ガブリエル・ボルトレトが1分33秒755で7番手タイムを記録。ニコ・ヒュルケンベルグは午前セッションを担当し、15番手でテストを終えている。2026年F1新時代に向け、アウディの真価が問われるのは、まさに開幕戦オーストラリアGPの予選だ。