2024年F1 アブダビGPで今シーズン最高の予選結果を残したニコ・ヒュルケンベルグだったが、ピット出口の道路で2台のマシンを追い越したためにレースディレクターの指示に従わなかったとして、3グリッド降格ペナルティを科された。ハースF1チームのドライバーであるヒュルケンベルグは予選で4位となり、ヤス・マリーナ・サーキットでの58周のレースで好スタートを切る体制を整えていたが、ピエール・ガスリーとジョージ・ラッセルの後ろの7番グリッドに降格することになった。
FIAが発表した文書によると、スチュワードは「ドライバーはヒアリングでレースディレクターの指示に従わなかったことを否定しなかったが、1周回を得るためにはルール違反をするしかなかったと述べた」と説明。「チームのガレージの位置により、コース上でのマシン走行にリミットがあることはスチュワードも認めているが、これはいかなる規則違反の言い訳にもならない」「ピットレーンや、この場合はピット出口といった特定のエリアでの追い越しが禁止されているのは、ポテンシャルとして危険な状況を回避するためであり、したがって、スチュワードは今回のケースではグリッド降格が妥当であると判断した」ニコ・ヒュルケンベルグは、チームメイトのケビン・マグヌッセンより上位からスタートし、コンストラクターズランキングでアルピーヌから6位を奪うことを目指す。予選直後に、ニコ・ヒュルケンベルグは、自身のパフォーマンスに驚いていることを認め、「週末を通して、ほぼすべてのセッションでトップ10の結果を残していたので、トップ10は確実だと思っていた」と語った。「でも、4位は間違いなく、僕が期待していた以上の結果だ。非常に好調なセッションだった。それは、強力なパフォーマンスのマシンとチームの努力の賜物だ」ペナルティがアルピーヌから6位の座を奪うというハースF1チームの野望に大きな影響を及ぼす可能性があるため、彼は日曜日のレースで再びそのペースを引き出さなければならない。アルピーヌはランキングで5ポイントのリードを保っており、ガスリーは現在ヒュルケンベルグより上位からスタートするいるため、ライバルたちを上回る結果を出すために大幅な挽回を狙っている。「熾烈で厳しい戦いになるだろう」とヒュルケンベルグは語った。「アルピーヌは最近強さを発揮しているが、我々は皆、非常に接近している。つまり、戦略など、レース中の瞬間瞬間にすべてがかかっている」「明日は最大限に力を発揮し、出し惜しみすることなく、そしてできればハッピーな夜を過ごしたい」
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