ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーへの移籍を、フォース・インディアとの長い結婚生活の後に新しい恋人ができたようだと例えた。 ニコ・ヒュルケンベルグは、フォース・インディアに5年間在籍、そのうち1年はテストドライバーを務めた。ルノーのトップ返り咲くという目標に一役買いたいと考えているニコ・ヒュルケンベルグは、特に昨シーズンのコンストラクターズ選手権でフォース・インディアが4位につけた今、古巣でできることは全て達成したと感じている。
「フォース・インディアとの長い“結婚生活”の後、僕には新しいガールフレンドが必要だったんだ!」とニコ・ヒュルケンベルグはF1公式サイトにコメント。「冗談はさておき、フォース・インディアには心から感謝しているし、間違いなく良いカタチで離れることができた」「僕たちはフォース・インディアのチーム史上、最も成功した1年を過ごした。コンストラクターズ選手権4位というね。まるで不可能な夢のように思っていたけど、実現したんだ!」「でも、ワークスチームへの移籍は僕が新たな成功を達成するための正しいステップだと確信している。ルノーも僕自身も、ポテンシャルを秘めたチャレンジャーだ」 ルノーは、ワークス復帰を遂げた昨年に苦戦を強いられたが、それは2015年末にロータスからのチーム引継ぎが遅れた影響もあり、序盤から将来に向けた戦いに切り替えていた。ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノーがかつての輝きを取り戻すためにグリッドに復帰したという事実を踏まえ、フォース・インディアとは寄せられる期待が違うことを承知している。「フォース・インディアは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルの後ろの“ベスト・オブ・レスト”だった」とニコ・ヒュルケンベルグはコメント。「でも、繰り返すけど、僕たちには必要な条件やマニュファクチャラーならではの純粋なパワーがなかった。マニュファクチャラーは全く違うコンディションで参戦している」 「今後数年のルノーは、参加者から真の競争者になることが重要だし、過去の栄光を実現するためにマニュファクチャラーとしてのアドバンテージをベストな形で活用しなければならない。僕たちはやってみせるよ!」