ニコ・ヒュルケンベルグは、2017年に移籍するルノーで“勝利を争う”ことを期待しており、「新たなサクセスストーリーを作りたい」と述べた。先週、ニコ・ヒュルケンベルグがフォース・インディアを離れ、2017年からルノーと複数年契約を結んだことが発表された。発表の際、ニコ・ヒュルケンベルグは、ルノー時代のミハエル・シューマッハが自分のF1への情熱に火をつけたと述べ、今度は自分がエンストンのチームと歴史を作りたいのだとコメントしていた。
F1アメリカGPの木曜会見に出席したニコ・ヒュルケンベルグは「彼らはマニュファクチャラーだし、成功して先頭を走り、勝利を争うことを期待されるのは当然のことだ」とコメント。「もちろん、僕もそれを望んでいる。彼らが再びトップに返り咲くにはまだ長い道のりが必要なのはわかっている。この1年は厳しかった。昨年末にロータスを買収したこところからのスタートだったし、決して楽な状況ではなかった」 「チームを再建し、トップに返り咲くためには少し時間がかかるだろう。でも、僕には良い未来が見える。素晴らしいビックチャレンジなのは間違いないし、彼らと一緒に新しいサクセスストーリーを作りたい」 2010年にウィリアムズでF1キャリアをスタートさせたニコ・ヒュルケンベルグにとって、ルノーは新天地となる。ウィリアムズを離れた後、1年間のテストドライバーをフォース・インディアに2年在籍。その後、ザウバーで1シーズンを過ごして、2014年に再びフォース・インディアに戻っている。ニコ・ヒュルケンベルグは、これは自身のキャリアにとって正しいステップだと確信している。 「この時点の僕のキャリアにとってこれが正しいステップだ。フォース・インディアとはとても長い道のりを歩んできた。ここで過ごすのは今年で5年目だ。一緒に成功を楽しんできたけど、そろそろ新しいチャレンジの時間だ。僕はF1に来た時からマニュファクチャラーチームでレースをしたいと思っていた。今回はとても良いチャンスだし、タイミングも良かった。良い決断ができたと思っている」