ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、F1アメリカGPでの表彰台登壇を振り返った。F1アメリカGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが3位とホンダF1エンジンを搭載する2台がダブル表彰台を獲得。ホンダF1としては1991年以来30年ぶりのF1アメリカGP制覇となった。
表彰台セレモニーでは、レッドブル・ホンダの代表として山本雅史が表彰台に登壇し、コンストラクターズトロフィーを受け取った。表彰台に上がることになった経緯について山本雅史は「実はまだよく分かっていないんです」とコメント。「レース後、いきなりクリスチャン(ホーナー/レッドブルF1代表)から表彰台に『山本行ってくれ』と言われて、そのまま向かうことになりました。次のメキシコGPまでどうしてそうなったのか聞いておきます(笑)」「ホンダを代表して、レッドブルの感謝の気持ちを表現したいということだったと理解しています。ただ、一番はPUを開発してくれているHDR Sakuraのメンバーやホンダを応援しているファンの皆さまへの感謝をレッドブルが表現してくれたのではないかなと思います」レース終了後には観客がサーキットになだれ込んだ。表彰台から見るその景色は『感無量』だったと山本雅史は振り返る。「今週のアメリカGPは、お客さまをフルに入れていて、延べ40万人というお客さまに入っていただきました。ゴール後にはホームストレートに大勢がなだれ込んできていて、ポディウムから見える景色は感無量の一言に尽きました」今回のレースは、レッドブル・ホンダの総合力で勝てたと山本雅史は語る。「今日のレースは、スタートこそホールショットはハミルトン選手に奪われましたが、1回目のピットストップでアンダーカットを成功させたことも含めて、戦略勝ちだったと言えます」と山本雅史はコメント。「あとはフェルスタッペン選手が本当にタイヤのマネージングしながら最後までキープすることができたレースした。よい意味で、今シーズンで一番疲れたというレースでした。フェルスタッペン選手の走りには感銘を受けましたし、ペレス選手のプッシュも含め、レッドブルの総合力で勝ったレースだと思います」
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