ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1ロシアGPの決勝レースを振り返った。F1ロシアGP決勝は、レース最終盤での降雨により波乱が巻き起こりましたが、最後尾の20番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペンが2位で表彰台登壇を果たした。
「今日のロシアGP決勝は、最終盤に降り出した雨により波乱の展開になりました」と田辺豊治はコメント。「その中で、最後尾からスタートしたレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が多くのオーバーテイクを決め、雨も味方につける形で2位表彰台を獲得しました」「PU交換のペナルティーから見事にポジションを回復して2位のポイントを獲得できたことは、この先も続くチャンピオンシップ争いに向けて非常にポジティブな結果です」「8番グリッドからスタートしたペレス選手は、うまくスタートタイヤをマネージして、雨で大きくポジションが動き出すまでは表彰台も可能なレースを見せてくれましたが、雨脚が予想より強まったことでポジションを落とし、9位という結果に終わりました」「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台はレース中、終始DRSトレインの中での走行を強いられて思うようにポジションアップができず、また、最後の雨に足を引っ張られる形で、2台ともに入賞圏外に終わったことは、残念に思っています」「フェルスタッペン選手がハミルトン選手に2ポイント差でドライバーズチャンピオンシップのリードを譲る形にはなりましたが、まだまだ熾烈な争いが続きます」「またすぐに次のレースがやってきますので、そこでいいレースをできるように十分に準備を進めていきます」
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