ホンダF1は、F1トスカーナGPのスタートでマックス・フェルスタッペンに発生したF1エンジン問題の責任は“小さくない”とし、その後のフェルスタッペンのリタイアに繋がる接触という“非常に悪い状況”に大きな影響を与えてしまったと重く受け止めている。3番グリッドのマックス・フェルスタッペンは、スタートで優れた蹴り出しを見せてポールスタートのルイス・ハミルトンに並びかけたが、その後『ノーパワー』と叫んでスピードを失い、1コーナーまでに中団まで順位を落とした。
その後、マックス・フェルスタッペンは、3台のマシンの接触事故に巻き込まれて、グラベルでストップしてリタイア。無線で怒りを露わにした。2戦連続でホンダのF1エンジン絡みでリタイアを喫したマックス・フェルスタッペンは、レース後、いずれにしろ、ホンダのF1エンジンの問題でリタイアしていただろうと不満げに語っている。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は“フォーメーションラップ中に問題が発生”していたことが、レースのスタート時に“非常に悪い形”で現れたと The Race に語った。しかし、モンツァとムジェロで発生したトラブルの原因は異なる可能性があると田辺豊治は語る。「現在、問題の原因を調査中です」と田辺豊治は語った。「今のところ、続けることができたか、それともリタイアしなければならなかったのかは私には言えません」「しかし、問題は小さくありません。影響は大きかった。非常に悪い状況でした」ホンダF1は、エンジン自体の物理的な調査を行っていくが、日本のHRD Sakuraの研究開発部門はすでにレースデータの分析を開始している。田辺豊治は、最終的な行動方針を決定する前に、HRD-Sakuraの助けを借りて故障を調査する必要があると付け加えた。マックス・フェルスタッペンは、現在のパワーユニットの割り当てでは、新品エンジンを投入しても次戦F1ロシアGPでグリッド降格ペナルティを科せられることはない。F1トスカーナGPでは、アレクサンダー・アルボンがF1初表彰台となる3位入賞を果たし、ホンダのF1エンジンを搭載したマシンは、開幕戦を除くすべてのレースで表彰台に上がっている。関連:マックス・フェルスタッペン、ホンダF1のPUトラブルに「うんざりしている」
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