ホンダにとってF1ブラジルGPでのポールポジションは、アイルトン・セナが母国グランプリで獲得した1991年以来、28年ぶりとなる。F1ブラジルGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが自身2度目のポールポジションを獲得。ホンダにとっても2015年にF1に復帰して以来、2度目のポールポジションとなった。
今年はアイルトン・セナの没後25年にあたり、ブラジルでは様々なイベントが開催されている。週末にはサンパウロでハイネケンが主催する「The HEINEKEN F1 FESTIVAL - SENNA TRIBUTE」と題されたF1フェスティバルが開催。また、木曜日からインテルラゴスをセナのレーシングヘルメットの黄色と緑の色で描かれたブラジルのテレビヘリコプターが飛び回り、サーキットの彼の名前を冠した子供たちの学校のために資金を集めているソーシャルメディアキャンペーンの一環として「Obrigado, Senna(ありがとう、セナ)」というバナーが掲げられている。レースに来場する予想される60,000人のファンの多くは、アイルトン・セナの顔がプリントされてTシャルと旗を身に着ける。現在、ブラジルのドライバーがグリッドにいないため、地元の放送局は、1988年、1990年、1991年に優勝したカリスマ的なドライバーに焦点を当てている。ホンダにとってもF1ブラジルGPでのポールポジションは、アイルトン・セナが母国グランプリで獲得した1991年以来、28年ぶりとなる。ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「今日の予選で得たポジションを確実にレース結果に結びつけられるよう、万全の準備をして臨みたいと思います」と意気込みを語った。