ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1日本GPのフリー走行1回目で山本尚貴がトロロッソ・ホンダのマシンを走らせたことは、日本の若手ドライバーにとって励みになることだと語る。ホンダが支援する山本尚貴は、日本国内で最も成功を収めているドライバーであり、昨年はスーパーフォーミュラ、そして、ジェンソン・バトンと組んでSUPER GTと国内2冠を達成。F1グランプリ週末の走行に必要なスーパーライセンスポイントを満たしており、ホンダがF1パワーユニットを供給するトロロッソでのフリー走行1回目の走行が実現し...
「FP1では山本尚貴選手がトロロッソ・ホンダのマシンで走行しました。山本選手にとっては初めてのF1でのドライブでしたが、的確にエンジニアにフィードバックを行い、課された役割を確実に遂行してくれました。個人的にもF1で日本人ドライバーと一緒に仕事ができたことをうれしく感じています」と田辺豊治はコメント。「グランプリ週末での初走行だったことを考えれば、彼は良い仕事をしたと思います。ダニー(クビアト)とラップタイムを比較するのは少し難しいです。彼らはプラクティスで異なる戦略を行っていましたからね」「しかし、彼は週末の初めてのセッションでマシンをセットアップという点でチームにとって見事な仕事をしました。それに今日の彼の走行は日本の若手ドライバーにとって間違いなく励みになります。トロロッソとレッドブルに感謝します。日本のファンにとっても良いことです」