ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1日本GPへの意気込みを語った。ホンダにとっても、チームにとっても特別な一戦。鈴鹿は、8の字型のレイアウトに、時速300㎞以上で駆け抜ける130Rなど名物コーナーが詰まった高速サーキット。ファンの皆さんからの声援も年間最大で、昨年はスタンドがToro Rossoカラーのブルーで染まり、大きな後押しになった。
昨年のレースはトロロッソ・ホンダ予選で6・7番手となり、大いに盛り上がったが、レースでは苦戦を強いられた。2チーム体制で臨む今年は、好結果を出すべく、全員が懸命に取り組んでいる。「ホンダの母国、そしてホームサーキットで行われる今週末の日本グランプリには、ホンダのメンバー全員が普段以上に高いモチベーションとともに臨みます」と田辺豊治がコメント。「レースの舞台となる鈴鹿サーキットは、多くのドライバーやF1関係者から、世界で最もすばらしいサーキットの一つと呼ばれており、例年エキサイティングなレースが展開されます。その鈴鹿サーキットに臨むには、車体とパワーユニット(PU)、そしてタイヤを、パッケージとして高いレベルでまとめることが必要とされ、ドライバー、エンジニア双方にとって非常にチャレンジングなサーキットです」「また、今週末は、決勝前にHondaJetが鈴鹿サーキット上空を飛ぶフライパスセレモニーが行われると聞いています。HondaJetの最先端技術は、我々F1のパワーユニットのターボチャージャー・MGU-Hにも活かされ、信頼性とパフォーマンス両面の向上に大きな貢献を果たしてきました。そのような背景もあり、日本グランプリという特別な舞台をHondaJetとともに迎えられることを、誇らしく感じています」「強力なライバルとの争いになるため、簡単な週末になるとは思っていませんが、レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロ・ロッソの両チームと一緒に、最善を尽くして臨みたいと思います」
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