ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1シンガポールGPの決勝レースを振り返った。緊張感高まる戦略的な一戦となったF1シンガポールGP決勝は、Hondaパワーユニットを搭載する4台のうち3台がポイントを獲得。さらにレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得するすばらしい結果となった。
「今日のレースでは、レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手の健闘と、チームの適切なストラテジーにより、予選4番手から一つポジションを上げて3位表彰台を獲得できました」と田辺豊治はコメント。「このような形で週末を終えられたことはよかったと感じていますが、一方で、高速のサーキットである前戦のモンツァ続き、低速サーキットのシンガポールでも、フェラーリの速さが際立った週末でもありました」「トロロッソ・ホンダについては、ガスリー選手が力強い走りでオーバーテイクを見せ、チームにとって貴重なポイントを獲得しました。クビアト選手もいいペースで走行していましたが、接触の影響もありポイント圏外に終わりました」「ホンダ勢4台の入賞は逃しましたものの、堅実な走りを見せたレッドブルのアルボン選手とともに、3台入賞を果たせたことはよかったと思っています。終盤戦でさらなる巻き返しを見せられるよう、これからもプッシュを続けます」