雨の中行われたF1イタリアGPの初日、レッドブルとトロロッソはともに力強いパフォーマンスをみせ、ホンダF1エンジンの4台すべてがトップ10圏内で走行を終えた。FP1は、セッションのほとんどがウエットコンディションという状況で行われ、ドライタイヤで走行できたのは終盤の10分だけだった。レッドブルのアレクサンダー・アルボンが5番手につけ、マックス・フェルスタッペンはわずか11周の走行で7番手に入った。
そして、2人のレッドブル勢に割って入る形で、トロロッソのダニール・クビアトが6番手タイムをマーク。ピエール・ガスリーは10番手となった。フェルスタッペンとガスリーは今回のレースでスペック4PUを投入し、日曜日のレースを後方グリッドからスタートする。そのため、2人はロングランにフォーカスして走行を重ねた。それでもフェルスタッペンは、FP2でトップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)から0.4秒以内につける5番手タイムを記録。ガスリーも7番手となった。このほか、アルボンは6番手、クビアトは10番手でセッションを終えた。田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)「今日は時折り降る雨の影響により、ドライコンディションでの走行が限られた一日になりました。日曜も本日と似たような天候になる予報が出ていますので、路面が濡れた状況での走行確認ができたことは有意義だったと思います。先日のベルギーGPに続き今日は2台のマシンにスペック4のPUを投入しました。今週は4台のマシンがスペック4でレースを戦う予定です。明日の予選、またレースに向けて準備を進めます。」マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「いい一日でした。もちろん、少し難しいコンディションでしたが、マシンは非常によく、割と苦手にしているはずのこのコースでも競争力があるところをみせられたと思います。モンツァでは、前のマシンのスリップにつきながら走るので、実際のところのラップタイムは計りづらいです。しかし、僕の最速タイムは1人で出したものだったので、いい感じだと思います。新しいPUは間違いなく大きな効果があると思いますし、パワーも上がったと感じています。後方からのスタートになるので、予選を全力でアタックすることはないと分かっています。しかし、ロングランのペースはよく、あらゆる条件でマシンのフィーリングがよかったことは大きなポイントだと思います。日曜のレースでは雨の可能性が高くなっていますが、ドライでも競争力があるので、レースを楽しもうと思います」アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)「このコースは雨が降ると周辺の森から雨水が流れ込むので滑りやすく、クラッシュするマシンもありました。さまざまな条件で走ることになったので、とても慎重にレースウイークを始めることになりましたが、一日を通して自信がつきました。日曜日も同じような状況になると予想しているので、どのマシンも同様にウエットでの走行を確認していたと思います。ショートランはロングランよりも結果がよく、レースに向けてなにに取り組むべきか、いいアイデアを得られました。もちろん、ダウンフォースを減らしたセッティングに合わせ込むのは簡単ではありませんでした。ブレーキのフィーリングも普段と違うように感じましたが、全体的にはそれほど悪いとは感じませんでした。今日の走りで進歩を感じられたので、よりよいマシンにしていくことが重要だと思います。明日なにが起こるかは分かりませんが、今日の走りには満足しています」ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)「かなりの周回数をこなすことができ、いい滑り出しだったと思います。マシンのフィーリングはよく、FP1はウエットタイヤで周回し、いろいろなことを試してみました。濡れた路面で、とてもいいマシンの感触を得られました。FP2はドライコンディションとなりましたが、その中で7番手につけられたことは非常にポジティブな結果だと思います。ロングランのペースは力強いものがありました。決勝で後方からスタートすることになりますが、マシンには満足しています。もう少しペースを上げられたら、楽しいレースができるはずです」ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)「多くのラップを重ねることができ、順調な一日だったと思います。予定していたプランを終え、マシンも非常にいい状態です。明日に向けてマシンをさらに最適化して、セッティングをもう少し煮詰められるか確認したいと思います。今日の状況は全体的に満足いくものでしたが、マシンを改善し続けるため、夜通しチームと努力したいと思います」関連:F1イタリアGP フリー走行2回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム
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