ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、レッドブル・ホンダの“優勝”という目標に短期間で到達するのは大きなチャレンジであることも理解していると語る。ホンダは、第8戦 フランスGPで2回目のエンジンアップグレードとなる“スペック3”エンジンを投入したが、決勝で入賞圏内でチェッカーを受けたのは4位入賞のマックス・フェルスタッペンのみと期待されていたパフォーマンスは発揮できなかった。
開幕戦で3位表彰台という好スタートを切ったレッドブル・ホンダは、スペインGPで再び表彰台、モナコではタイムペナルティーを科されたものの終始2番手を走行するなど、残す目標は頂点のみとなったが、その後のレースでは思うような結果を出せていない。山本雅史は、ホンダとして進化は遂げているものの、トップのメルセデスもすべての領域で進化していると語る。「開幕戦のオーストラリアでは、2008年以来11年ぶりの表彰台となり、本当にうれしかったですね。ホンダのメンバーは、ここからさらに前に進めるという自信を深めたと思います」と山本雅史はコメント。「もちろん、我々は勝つためにレースをしています。ただ、正直なところ、メルセデスはすべての領域で進化しています。我々も向上していますが、彼らも同じく向上してるので、勝利を手にするのは本当にたいへんだと思っています」「でも、ポジティブな面に目を向ければ、レッドブルとの1年目のシーズンでとても安定した成績を残せているともいえます。もちろん、マックス(フェルスタッペン)のドライビングがすごいこともありますが、初年度でコンスタントに結果を残せているわけです。これはいいことだと捉えていますし、このまま継続していけば、今季どこかで勝てるチャンスはあるのではと思っています」「トータルではここまで順調だと思っています。特にコミュニケーションの面ではうまくやれていますし、PUの開発についてはレッドブルとホンダで決めたプランに沿って進められています。レッドブルからパワーはどれだけでも欲しいといつも言われていますけどね(笑)」ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治もさらにF1エンジンの開発を進めていく必要性を感じていると語る。「今回投入したスペック3のPUについては週末を通して問題なく機能していました。しかし、今日の結果を受け一段と強力に開発を進める必要性を感じています」「来週末には次のオーストリアGPが控えています、今回のデータの見直しを行い、早急に準備を進めます」
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