レッドブル・ホンダは、2018年シーズンからトロロッソ STR13をある種の移動式実験のためのマシンとして活用している。ホンダは、F1パワーユニットの開発を加速させるために、グリッドペナルティという犠牲を払いながらも新パーツを数多く投入してきた。
パワーユニット側の急速な変更はトロロッソにとっても簡単な作業ではない。補助クーラー、配管工事、その他の関連機器など、基本的な構造を考慮しながらもあらゆる部分を再設計する必要があった。だが、その開発は成果を挙げ、ホンダの“スペック3”エンジンは、馬力面でルノーを上回っていると考えられている。また、エンジン関連だけでなく、トロロッソは空力面でも多くの開発を進めている。先月のF1アメリカGPでは、大幅な空力アップデートが導入され、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーはその効果を高く評価している。F1アメリカGPでは金曜フリー走行が悪天候に見舞われたことによって実戦投入は回避されたが、次戦メキシコGPからフルアップデートを投入している。新しいパッケージには、改良版のフロントウイング、バージホードの最適化、新型のサイドポットリフレクターパネルなどが含まれており、Autosport がその狙いを解説している。今シーズン、いくつかのライバルが使用してきたように、エンドポーレートのデザインはテールエンドが短いものに再構築され、エンドプレートの後ろには新たにフラップ(矢印)が追加されている。また、ウイングは調整位置も改良が施され、フラップは手動調整の影響を受けにくくなっている。これにより、ウイングのアーチ状の外側のセクションに力を与え、発生されるアウトウォッシュの量を増加させている。新しいバージボードとサイドポッドディフレクターもマシンの側面の気流を改善させている。バージボードは今年何度も改良が加えられ、前面には2ピースの垂直エレメント(赤矢印)が追加されている。ディフレクターのエレメント(白矢印)の数も2つから3つへと増加し、フロントタイヤで発生する後流に合致する部分が変更されている。これらは通過する気流の形状と方向を制御する垂直テールのような拡張機能も備えている。
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