ホンダF1は、2019年のレッドブル・レーシングとの新たなパートナーシップにむけてエンジン開発を加速させており、今シーズン終了直後から来季にむけたテストを開始すると報じられてる。ホンダは、母国レースとなったF1日本GPで“スペック3”エンジンを実戦投入。トロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーが6番手、ピエール・ガスリーが7番手と好パフォーマンスを披露した。
各エンジンメーカーはF1パワーユニットの馬力を発表しておらず、正確な数値はわからないが、最新の報道によると、ホンダはスペック3で35馬力アップを果たしているとされており、フェラーリの1005馬力、メルセデスの978馬力に対し、965馬力まで迫っているとも報じられている。2018年も残り4戦となり、ホンダが新たなアップグレードを投入する可能性は低いが、最終戦アブダビGP直後に開催されるポストシーズンテストで、早くも改善された新型パワーユニットをテストすると報じられている。レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「新シーズンがスタートする前にまた新たに大きなアップグレードが入ることになるだろう。それによって我々はいくつかのトラックで争えることになるだろう」とコメント。「小さなギャップは世界の終わりではない。我々はシャシーで補うことができる。来年の我々のゴールはタイトルを争うことだが、現実的には難しいだろう。フロントウイングに関する新しいルールが、その一翼を担うことになるかもしれない」レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはすでに2019年マシン『レッドブル・ホンダ RB15』でのホンダとの作業を密接に進めていると語る「我々はホンダがシーズン中に遂げた進歩にとても感銘を受けている。もちろん、現在、我々は来年RB15にエンジンを組み込むことに関して密接に仕事をしている。両社のコミュニケーションは素晴らしいと言わなければならない。ホンダの成功への努力、コミットメント、願望、決意には本当に感銘を受けている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「我々の焦点は現在のポジションにいることではない。リードするポジションにいることだ。ホンダとも同じゴールを共有している。F1のベンチマークとのギャップを縮めるための道は作られている。このスポーツで勝つためには全ての要素がパフォーマンスを発揮する必要があるし、もちろん、エンジンは重要な要素だ」「2019年にホンダとのパートナーシップを開始することを本当に楽しみにしている」
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