本田技研工業のモータースポーツ部長を務める山本雅史は、ホンダは新しいパートナーとなるトロ・ロッソと一緒に成長できると考えている。マクラーレン・ホンダは、3年間のパートナーシップで期待していた結果を出すことができず、ホンダはマクラーレンとのパートナーシップ解消を渋々受け入れた。
だが、ホンダはF1を継続することは決定。最終的にホンダの価値を証明するためにトロ・ロッソを新たなパートナーに選んだ。「もちろん、ホンダはマクラーレンとの関係継続を望んでいましたが、それに足るだけのパフォーマンスや信頼性の目標をクリアできませんでした」と山本雅史はコメント。「これがお互いの関係性に関係を来し、その結果として残念ながら離別を選ぶことにつながりました。F1の世界では結果を出すことが重要なので、本当に悔しいですが、こういったこともやむを得ないと考えています」「現行レギュレーションは2020年まで有効で、まだ3年あるわけですから、技術的な進化を見せていきたいと思っています」「ホンダのポテンシャルをしっかりと示したいです。世界中へ我々の進化を見てもらい、ホンダがどうやって成功に至るのかを示すことが大切です」山本雅史は、ホンダとトロ・ロッソは互いに成長することを切望しており、今後にむけて同じ立場にいると考えている。「まず、(チーム代表である)トストさんは日本について造詣が深く、文化を理解しているので、いいコミュニケーションが取れています」「また、トロ・ロッソは若いチームで成長の最中にあり、ホンダにとっては、似たようなメンタリティー、アプローチでともに戦えるということも大きいです。考え方の近いチーム同士、一緒に前進できると思います」「トロ・ロッソとホンダは来季に向けて早急に準備を始めていきます。「また、2017年の残り7戦はマクラーレンとともに戦うわけなので、ここでいいパフォーマンスを見せるとともに、彼らともしっかりコミュニケーションをとっていかなければなりません」関連:・ホンダ、トロ・ロッソへのF1パワーユニット供給を正式発表・マクラーレンとホンダ、パートナーシップ解消を正式発表