ホンダは、現状を登山に例えて“五合目”にいると表現した。マクラーレン・ホンダは、F1マレーシアGPの予選で後ろから2列目のグリッドとなり、最後列のマノー・マルシャを除いて最も遅いマシンだった。マクラーレン・ホンダは、2週間前のF1オーストラリアGPと比較すれば、メルセデスに対して1.6秒を取り戻したと考えているが、ギャップはまだ2.5秒近くある。
ホンダは、レースで必要なマイレージを走破するためにエンジン性能を抑えており、F1プロジェクト総責任者の新井康久は、パワーユニットのポテンシャルを引き出すまでにはまだ長い道のりが待っていると認めた。 「この2週間で我々は大変な努力をしてきましたが、ホンダはまだ高い山を登る途中であり、今は五合目といったところです」と新井康久はコメント。「しかし、この2週間の作業で非常に大きな自信がつきましたし、今後2週間でさらにステップアップして、良いリザルトに一歩ずつ近づけるような気がしています」 さらに、マクラーレンは、パワーをもっと発揮できるようになれば、馬力が増える以上の相乗効果が出ると期待している。馬力が増えれば、ドライバーたちがフルスロットルで走る時間が減る。つまり、燃費が改善するということになる。現行レギュレーションでは燃費が大きなファクターとなっており、その上、ラップタイムが上がればドライバーたちはタイヤのパフォーマンスをもっと引き出せるようになり、複数のメリットが期待できる。 マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務める「周回を重ねるためにパフォーマンスを下げているので、後で容易にラップタイムのゲインが可能だ。土曜日に1.6秒も上がったのはそのためだよ」と説明した。「まだ数戦は信頼性のプロセスが残っており、チェックが必要なのは事実だが、より多くのラップを重ねれば、もっとマシンのパフォーマンスを上げられるという自信がある」「これまでは非常にコンサバティブなアプローチだったが、ただのコンサバティブなアプローチになれば、良いゲインが得られる。それ以上になれば、さらに大きなゲインが可能ということだ。今後3戦を通して、さらなる改善が期待できるだろう」「我々はまだ非常にコンサバティブな状態で、冬のテストでできなかったマシン開発を行い、マイレージを取り戻したいと考えている。それは、我々が今後の数戦で最も容易に手に入れられるゲインであるのは間違いない」
全文を読む