元F1ドライバーのニック・ハイドフェルドは、フォーミュラEがF1を目指す若手ドライバーに良い基礎を提供できると考えている。「僕が始めたとき、たぶんフォーミュラEは僕と似たようなバックグランドを持ったドライバーに理想的だと思った」とニック・ハイドフェルドはFIAのインタビューでコメント。
「でも、今、例えば僕のチームメイトのフェリックス・ローゼンクヴィストのような優秀な若者の出現を考えれば、まともな選択肢がない場合、財政的な理由などでF1へのチャンスがないような人々にとって重要なはけ口になると思う」「さらにフォーミュラEで自分自身を確立するためには純粋なスピードが必要なだけでなく、素早い思考が必要になる。できるだけうまく利用できるエネルギーを管理しなければならないからね」「もちろん、それらのスキルはF1に違いを生むと思うし、それは僕たちのチャンピオンシップがキャリアの発展段階の足がりとして検討していけることを示していると思う」自身のこの10年間のキャリアについて質問されたニック・ハイドフェルドは「僕がF1を離れたとき、完全に違うことかもしれないけど、楽しむために何かできないかと考え始めた。でも、そのあと自分がレースを辞めたくないと気づいたんだ。そして、この世界に留まった。振り返って、“タラレバ”を言うことはできないよ」「後悔はない。もちろん、F1で勝てなかったことは期待外れだったけどね。あそこで最初に始めたときは、レースやチャンピオンシップに語ると思っていたし、各シーズンの開幕時にもそう感じていた」「もちろん、選択次第では状況が違っていたかもしれないと言うのは簡単だけど、終からごちゃごちゃ言ってもね・・・」ニック・ハイドフェルドは、プロスト、ザウバー、ジョーダン、ウィリアムズ、BMWザウバー、ルノーで183戦に出場し、13回の表彰台を獲得したが、F1で勝利することはできなかった。