F1スペインGPの土曜フリー走行でニック・ハイドフェルドのR31が炎上したのは、エキゾーストの故障が原因だった。ニック・ハイドフェルドは、土曜フリー走行で走行中に突然マシンから出火。マシンを修復することができず、予選には出走できなまった。ロータス・ルノーGPのチーフエンジニアを務めるアラン・パーメインは「右側の排気管が故障し、出火を引き起こした」と説明。
「そのあとボディワーク周りにも火が回り、めちゃめちゃになった」「ニックはマシンを停め、怪我をすることなく降りることができた。しかし、予選に準備するためにマシンを修理するには短時間で多くの作業が必要だった。我々は懸命に試みたが、残念ながらのためにマシンを用意することができなかった。違うエンジンを搭載し、ギアボックス、サスペンション、ラジエータ、配線といったマシンのリアエンド全体を基本的に交換した」だが、ニック・ハイドフェルドは、レースでの力強いパフォーマンスのチャンスについては楽観的だった。「チャレンジングな一日だったし、今朝のエキゾーストの問題のあとはあまりできることがなかった」「右のエキゾーストに小さな穴があって、それがオーバーヒートした。変なノイズが聞こえて、パワーがなくなり、炎が上がったのでストップしなければならなかった」「そこからチームは予選セッションに僕を出すために全力で取り組んでくれたけど、それは叶わなかった。少なくとも今日はハードタイヤで数周はできたし、明日のレースでは遅れを取り戻して順位を上げる必要があるために懸命にプッシュしなければならない」土曜日の予選でタイムを記録できなかったニック・ハイドフェルドだが、FIAはフリー走行でタイムを記録しているとして決勝レースへの出場を認めている。