ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、メルセデスの新型パワーユニットを巡る圧縮比論争について、FIAの早急な対応を求めた。ブラックリーを拠点とするメルセデスが走行中の高温環境下でより高い圧縮比を引き出す方法を見つけたとの見方が広がるなか、ハミルトンも議論に加わり、競技の公平性確保を訴えている。
メルセデスの新しいパワーユニットを巡る議論は数週間にわたって続いている。走行中の高温状態において、より高い圧縮比を得る仕組みを確立したとされ、それにより同じ燃料量からより多くの出力を引き出せる可能性、あるいはより少ない燃料で同等のパフォーマンスを発揮できる可能性が指摘されている。具体的な優位性の大きさは明確ではないが、批判的な見方では10〜20馬力の差が生じる可能性があるとされ、レギュレーション違反の疑いも取り沙汰されている。一方でメルセデスのトト・ヴォルフは違法性を否定し、効果は誇張されていると主張している。ハミルトンはスカイスポーツF1の取材に対し、現在の勢力図について問われるなかで圧縮比の話題に言及した。「僕たちは皆かなり接近していると思う。メルセデスを除けばだ」「誰がどれだけの燃料で走っているのかは分からないし、メルセデスが使っている燃料についても噂がある。彼らだけが追加のパワーを持っていると言われている。それがあの圧縮比の話だ」ハミルトンはFIAが早急に明確な判断を示すことを望んでいる。「それが解決され、FIAが僕たち全員が同じ出発点からスタートできるようにしてくれることを願っている」この発言は、FIAに対して対応を求めている複数チームの姿勢と足並みを揃えるものとなった。競技規則を定めるFIAは、シングルシーター部門を統括するニコラス・トンバジスを通じてすでにコメントを出している。トンバジスは、シーズン開幕前の解決を目指していると明言している。「我々はこの問題をどのように解決するかについて多くの時間を費やしてきた。シーズン開始までに整理することが我々の意図だ」実際にどのような介入が行われるのか、そしてそれがオーストラリアGP前に実施されるのかは、現時点では明らかになっていない。
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