元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ルイス・ハミルトンが2025年シーズンにフェラーリで苦戦している姿を「見ていて居心地が悪い」と感じていると語った。今季ハミルトンは大きな期待を背負ってフェラーリに移籍。しかしマラネロでの新生活は、40歳の7度のワールドチャンピオンにとって容易ではなかった。開幕から12戦を終えてもグランプリでの表彰台はなく、チームメイトのシャルル・ルクレールが4度の表彰台を獲得し、ハミルトンを16ポイント上回っている。
中国GPのスプリントではサプライズのポールポジションから優勝を果たし、マイアミでもスプリントで表彰台に上がったが、グランプリでのトップ3入りは未だ果たせていない。シルバーストンでは週末を通じてマクラーレン勢に匹敵する速さを見せ、グランプリでの表彰台も期待されたが、決勝日のウェットコンディションがフェラーリに不利に働いた。直近の数戦でハミルトンはルクレールのセットアップに近づけるよう取り組み、イギリスGPでは非常に競争力を示した。しかしクルサードは、それが単に母国グランプリだったからなのかは判断がつかないと述べている。F1公式サイトのインタビューでクルサードは、ハミルトンのフェラーリ移籍後最初の12戦をこう振り返った。「シルバーストンでは、ようやく少し快適そうに見えた」「中国を除けば、それまでのレースではルイスがフェラーリにいる姿を見るのが正直辛かった。彼はシャルルほど速くは見えなかった」「どのチームも速いフェラーリに文句を言うことはないと思う。結局、フェラーリはこのスポーツの歴史の中で最も大きな存在だからね」「でもシルバーストンでは、彼が状況を把握しつつあるように見えた。とはいえ、それがシルバーストンだからなのかどうかは、まだ分からない」
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