ルイス・ハミルトン フェラーリF1との2日間のピレリタイヤテストを完了

この日の最速タイムはフェラーリドライバーのシャルル・ルクレールが記録した1分14秒971で、7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンは1分16秒759が最速だった。しかし、テスト走行のタイムは、コンパウンド、エンジンモード、燃料搭載量などすべて非公表の変数であり、ピレリもプログラムに関与しているため、意味をなさない場合もある。この機会は、ルイス・ハミルトンがフェラーリの2024年F1マシンでデビューする場となったが、それは昨シーズン5勝を挙げた改良版SF-24でのことだった。これは、2026年に投入予定のタイヤの開発を支援するイタリアのサプライヤーを支援するために行われたテストで、ピレリがより正確なデータを収集できるようにするためだった。新レギュレーションで予想されるダウンフォースの20%損失に対応するため、フェラーリは変更を加えたSF-24をローダウンフォース構成で走らせ、2026年の新型マシンを再現した。一方、スペインGPの会場ではマクラーレンも活動しており、ランド・ノリスに代わってオスカー・ピアストリがスポンサーのステッカーのない「ミュールカー」版のMCL60を運転した。オーストラリア人はバルセロナ・カタルーニャ・サーキットを152周し、最速ラップは1分15秒815で、フェラーリを共有するルクレールとハミルトンを上回るタイムだった。シャルル・ルクレールは、ルイス・ハミルトンとフェラーリの任務を分担した。「非常に有益なセッションだった。特に、来季に向けたさまざまな構造の比較を行う上でね」とピレリのマリオ・イゾラは語った。「さらに、硬めのコンパウンドのいくつかについても試してみた」「バルセロナ・サーキットは、タイヤに作用するエネルギーとデグラデーションの観点から、最もタイヤに厳しいサーキットとして知られている。そのため、この2日間の忙しい日程で集めた情報は、この世代のタイヤの今後の開発にとって非常に重要となるだろう。「シーズンが始まる前から4回のテストセッションという、本当に厳しいシーズンスタートとなった。我々と共に作業してくれているすべてのチームに感謝したい。なぜなら、彼らが現在どれほど多忙であるかを知っているからだ。」ピレリは、来週もテストスケジュールを継続すると発表しており、2月13日と14日の2日間、スペインのヘレス・サーキットでアルピーヌが同行する。また、マクラーレンとエンジンサプライヤーのメルセデスもそれぞれ1日ずつ参加し、アルピーヌとウィリアムズは3月2日と3日にバーレーンで2026年タイヤのテストを行う。